国立高専保護者のブログ

国立高専に入学までと入学後の様子の観察日記です。

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継続手

将棋の解説を聞いていると、この攻め方だと攻めが続かないとと継続手があるのかどうかとかをよく聞く。また、細かい攻めを続けて勝利をたぐり寄せましたとも聞く。将棋がよくわかっていないので間違っているかもしれませんが、要は勢いよく最初は攻めてもそれは最初だけで、後が続きませんということで、それは日本の太平洋戦争みたいな感じなのか。
この前将棋で2冠となった藤井さんは、切れそうな攻めをつないでいくらしい。それもいろいろなシュミレーションで継続手を用意しているからなのだろうか。
子供の勉強を同じだと思った。勉強を楽しく感じさせるには親として子供に対する継続手が必要なのだ。学校の教育もそうなのかもしれない。ずっと座学だけでは勉強がつまらなくなるだけだ。
勉強の継続手として、美術館めぐりや工場見学などやれることはたくさんあるし、親としても子供とそこへ行くことは旅行としても面白い。でもその旅行から刺激を受けて、美術展へ行ったら自分も自宅で絵を描いてみたくなったとか、工場見学をすれば、何か自分も作ってみたいだとか思い、そのためには、何か教科書で調べるかとでもなれば、それは勉強の継続手なのかと思った。

勉強の意味

子供にとって勉強をすることはとても大変なことで、スマホに遊びに逃げてしまいがちだ。なぜかといえば、勉強が楽しいとは思えないからだ。勉強をすることは、これからを生きていく子供にとっては欠くことのできない大切なことであるが、それを説明してあげることは難しく感じる。勉強をして学校のテストでいい点数をとらないといい学校に行けないから勉強をしなさい的な説明は、説明的には最底辺に近い説明で避けたい説明に感じる。
夏休みの某高専では英語の強化授業が参加任意で行われ子供は参加した。内容は英語を使ってディスカッションをする内容だったらしい。英語で外人と話すことが子供には大きな刺激で、自分の英語が通じたりするとそれはそれでうれしいかったらしい。ここ数日、我が家の密かなマイブームは自宅でも英語で会話だ。高専の授業のおかげで英語がブームになってきた我が家だ。
このことを考えると、勉強をした後の結果をわかりやすく経験させるかその姿を見せることが大事だと感じた。
つまり、英語だと実際に英語を使っている場面を子供に見せることだ。英語を使って仕事をするエンジニアの姿でも見せれば、英語は役にたってかっこいいとでも思い、勉強しようと思うのではないだろうかと感じる。
とりあえず、英語のテストがあるから英語の勉強をというスタイルは、短期的にはそうなんだけど、長続きしないと思う。テストがなくなれば英語の勉強はやめるだろうと思う。テスト頑張ろうでは志が低すぎるから。
数学も実際に数学を使っている場面を見せたい。数学は日常の便利さを作るうえで欠かせない学問ではあるけれども、なんかピントこない。それこそ、四則演算できればいいじゃないかぐらいの底辺レベルの発想しか出てこない。
高専では、専門教育に入ると電子制御の実験等で微分積分が連発してくるらしく、実際に高度な数学を使うこと多い。高専の数学は、入試問題を解くために数学ではなく、実際に使うための数学をメインとする。パズル的な知的な数学も楽しいものだが、それよりは実際に数学技術を生活にどう使い、便利さ追求のために数学をどう使うかだ。
そんな感じで、勉強の意味を考えるってことは大切だと、高専の夏休みの英語の授業をうけた子供の話から感じました。

高専生の一般教養

高専であっても普通科高校と同じように一般科目を履修します。理系中心の高専ではあるけれど、国語(現代文、古典)、社会(地理、歴史、倫理、政治経済、法学)、芸術(音楽、美術)のように人文系の科目を学びます。
一般科目は、高専5年のうち、1年生と2年生でその多くを履修し、3年以降は一気に専門科目中心になっていきますが。
よく高専生は一般教養がないようなことが言われますが、それは普通科高校であってもさほど一般教養はないみたいで、勉強しなければどっちもどっちでは思っています。
ただ、高専の先生方も、理系の学校ということを意識されているのか、学生に過度に負担にならないように文系科目を指導されている感じがします。
高専4年生になると、英語のほかに第二外国語として某高専では、ドイツ語か中国語を選択して高専5年生まで履修するみたいです。同じ言語を2年間するか、ドイツ1年、中国語1年にするかみたいですが、自分が大学時代にも第二外国語の授業があってフランス語をやりましたが、今は何も覚えていないので、個人的には高専4年、5年も第二外国語ではなく、英語のがいいとは思っていますが、ただ社会人になってから新たな語学の勉強はしんどいと思えば、最低限のドイツ語でもしておくのもいいのかもと思います。
某高専ではドイツの大学への留学もあるみたいですが、それを視野にいれれば、ドイツ語を単位ためのだけでなく将来に向けて結構真面目に取り組んでもチャンスは大きくて子供がうらやましいなあって思っています。もちろん、やればチャンスがあってうらやましい限りですが、やらなければノーチャンスなので、素敵な未来はなかなか訪れないのかもと思います。
一般教養にしても、大事なのは授業があるかどうかではなく、実際に勉強するかどうか、日ごろから新聞をしっかりと読むだけでもいいなかなっとも思います。
真摯に取り組む学生には、これからいろいろなチャンスに恵まれるであろうから、しっかりとその風をとらえていってほしいものです。