国立高専保護者のブログ

国立高専に入学までと入学後の様子の観察日記です。

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高専(本科)の学位

日本にある学位には、博士、修士、学士、専門職学位、短期大学士がの学位がありますが、高専(本科生)を卒業しても、残念ながら学位は授与されません。準学士の称号が授与されるだけで、準学士は学位ではありません。昔は短期大学卒業の場合、準学士の称号だったものが、短期大学士という学位を設定したのだから、高専にも学位を認定してもらいたいものです。

高専への受験指導

子供の受験の時そうだったのですが、なかなか高専の情報はありません。中学校の先生も普通高校出身がほとんどで、高専を卒業した先生はいませんでした。なので、高専が発表されている入試の概要程度ならわかるのですが、実際に高専がどのような学校であるのかは説明できないし、説明したとしてもそれは体験から説明したわけでないものがほとんどです。それは塾にも言えるみたいです。塾の先生も高専についてはわかっていなく、極端な話、わからないから普通高校を進めてそこから大学理系を進めてくるらしいです。
そんな状況で高専についてよく説明してくれるYoutubeの動画がありました。みんなの高専チャンネルとかという名前の動画で、いろいろな角度で高専について説明してくれていました。子供の受験のときは、この動画の内容を参考にしたことが多いです。
最近、高専関係の動画が増えてきた感じがしますが、ものによってはネガティブなものもあります。僕が思ったことは、高専でどの程度の成績だった人が作成している高専動画なのかということです。一方的な見方をすれば、高専で限りなく落ちこぼれた人が作った動画だと、その原因を高専に求めがちなので、ネガティブな内容の動画に仕上がります。高専から旧帝など順調な道を歩んだ人の動画だと高専をポジティブに捉えた動画になりがちです。
高専の紹介動画を見るとき、その内容をすべて鵜呑みにせず、いろいろな角度の動画をみて、高専の実像を想像し、オープンキャンパスなどで実際に足を運んで見てくることが大事だと思います。またオープンキャンパスにいくと、世には珍しい高専生がたくさんいますので、度胸があれば、そこで生の声を聞いてもいいかもしれません。

高専で伸びないタイプの学生

高専の入学試験に突破するために、中学校時代に塾や家庭教師等で、外からの力によって、勉強をやらされ、やらされた勉強への努力の結果として、高専に合格した生徒もたくさんいます。やらされる勉強に慣れたしまった高専生は、高専に入学すると伸びなくなる可能性があるみたいです。
というのも、高専での勉強は、今までの中学校とはちがって、授業をサボろうが宿題を無視しようが、特段怒られることはありません。勉強をしないのも自由です。
中学だと当然担任の先生に怒られたり、塾の宿題ですらしていかないと怒られるらしいです。
このような環境が生徒に勉強をさせるのであって、自分で勉強をしているわけでないのです。なので、高専に入学し勉強しなくても何もいわれないと、言われてないから勉強しないのです。勉強は自分でするもの、学校等は自分の勉強のために利用するものといった感覚に気がつくのが遅れると、気がついたときには手遅れで留年の危機がじわじわとせまっているわけです。
勉強が好きな子は高専はとても向いていて、高専1年生からいわゆるその分野のプロというか博士から授業を受けるわけです。高専の指導者は、教員免許はたぶんもっていないけど、その分多くは大学院博士課程出の博士です。なかなか1年生からそんな人から指導うけるなんて高専でなきゃないかと感じています。